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ジャティルイとスバック博物館を見る !


今年6月にユネスコ世界文化遺産に認定されたバリ島の棚田はタマン・アユン寺院を
含む19,500ヘクタールに及ぶ、スバックに関連した5つの棚田地域です。

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単に棚田の景観としてではなく、1,000年以上も前から続いているSbak(スバック)と
呼ばれる共同体組織で行われている水利システムによる棚田地域の文化的景観
として、登録されました。

  バトゥール湖
  ウルン・ダヌ・バトゥール寺院
  ペクリサン川流域のスバック(棚田)の景観
  バトゥカウ山保護地区スバック(棚田)の景観
  タマン・アユン寺院

9日(木)、「バリの森を考える会」 ←はコチラ の企画によるタバナンのバトゥカウ
山麓「ジャティルイのライステラスとスバック博物館見る会」 に参加して来ました。
スバックの博物館があるんですね・・・よほど興味がある人しか来ませんね。
スバック(水利組合)はバンジャールとは別に トリヒタカラナというバリ・ヒンドゥーの
哲学的コンセプト、すなわち、神、人、自然の調和をもたらす宇宙観を反映し
共同作業や宗教行事を執り行う組織としても機能しているそうです。
博物館で映画、農機具などの展示物を見て、その後、棚田の見えるレストランで
食事。ジャティルイのスバックの組合長さんが来て話をしてくれたり、質問にも
答えてくれました。この地域は7つのスバックがあって、其々のスバックごとに
400人程が属しているそうですよ。

ジャティルイとスバック博物館を見る !_f0191927_1559379.jpgジャティルイとスバック博物館を見る !_f0191927_160199.jpg

ジャティルイは山麓の緩やかな斜面から広い谷底まで区画も大き目の棚田が
波を打ったように広がっています。スバック博物館を見てから棚田に来てみると
水がダムや水路を経て広大な棚田の一つ一つまで行き渡っていく様が実感できます。
スバックと共に、いつまでもこの素晴らしい景観が保たれる事を改めて思います。

レストランの駐車場で記念撮影で~す。
ジャティルイとスバック博物館を見る !_f0191927_17231489.jpg


ジャティルイに来るのは今回も含めて2回目なのですが・・・
緑の絨毯を敷き詰めた様な棚田! とか、頭を垂れる稲穂の波がうねる棚田!
そういう時期に、なかなか行き当たらないのが残念~ (´A`。)




by lavender_beth | 2012-08-14 13:41 | 日々の生活の綴り
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