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花の香に囚われて! 


日が傾き人々がマンディを終えて一息つく頃、夕闇が迫るホテルのロビーや
レストランでスダッマランが静かに香り始めます。やや細長く白い花弁が
遠慮がちに開くと、清楚で凛とした雰囲気が漂います。その姿形とは裏腹に
夜の帳の中で強く妖しく香る、その香りに囚われてクラクラと眩暈がしそうです
姿も香りも私の大好きな花です!

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茎の周りをこんもりと細長く白い蕾が囲み、先端部分はまだまだ緑色で
小さくて固く、切り花にしてしまうと花も開かずに、このまま茶色いままで
萎んで枯れてしまいます。
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  苔むした味のある花器にも
  なんともいえずよく似合います


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モンキーフォレストのコマネカホテルでチェックアウト後レストランンから戻り
着替えようとしたところ、スタッフがギャラリーのトイレの方が広いからと
クローズされていたギャラリーの鍵を開けてくれました。

メイン灯が落された薄明かりのギャラリーの中はシンと静まりかえって
濃厚で心地よい香りが充満していました。この香りは・・・スダッマランでした。
もう十数年前の事ですが、その香りに全身を包まれ一瞬にして酔いしれた
記憶は今も鮮明に残っています。昼間は匂わないのに何故暗くなってから
香り始めるのか、当時は花の名前すら知りませんでした。そしてバリを思うたびに
この香りが蘇りました。

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この花をメジャーにしたのはやっぱりアマン系のホテルでしょうね。
アマヌサ、アマンキラ、アリラ・マンギス(旧セライ)のエントランスに
並ぶ白い花の美しさ !アリラ・ウブドのプールに飾られたスダッマランは
まるで絵の様に水面に映えて幻想的な雰囲気さえ漂います。



     今バリに住むようになって
     欠かさず部屋に スダッマラン を飾るようになり
     ふと感じるのは、以前に比べて香りが薄くなったような
     そんな気がするんですが・・・これは私だけでしょうか。




by lavender_beth | 2008-10-22 15:53 | スダッマラン考
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